ラッチが回転を制限します
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ステッカーについて
ステッカーのズレ・気泡・かすれ・汚れが気になるものがありますが、ご了承ください。
※やや厚みのある紙製のステッカーを使用しています。ステッカーには損傷があります。ご了承頂ける場合のみお買い求めください。
商品情報
重量 約117g
サイズ 約57mm
商品及び付属品 パズル本体
この商品に対するお客様の声
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たった一つのヒントで簡単に(※若干のネタバレあり)
2022/05/11 投稿者:なす おすすめレベル:★★★★★
かの岡本勝彦氏がデザインした悪名高い(?)ラッチキューブ。日本が世界に誇る高難度パズルです。2010年に製作された歴史ある古いパズルですが、いまだに市販されていることに感謝です。
以前購入したものの攻略できず、「まあ超高難度って触れ込みだしな…」と、いつか解くつもりで特に解法を調べることもせず長い間放置していました。
そんな折、何気なくTheCubicleのチャンネルを見ていると、「Top 5 Hardest Rubik's Cube Mods!」というルービックキューブの変種(コアの構造が3×3と同じもの)を難易度でランク付けしてすべて解くという動画が上がっていました。5位Troy 3D Star、4位Ghost Cube、3位Bermuda Cube (Jupiter)、2位Latch Cube、1位Puppet Cubeで、これらを全部解くなんて相当マゾな企画ですね。
Latch Cubeは難しいぞぉ~と思いながら見ていたのですが、フタを開けてみればおしゃべりしながら25分でそろえてしまい、「思っていたよりはるかに簡単だった。Bermuda Cubeと順位を入れ替えたほうがいい」と言い放つではありませんか!
※以下ネタバレを含みます
「そ、そんなはずは…」と思いながら見直すと、素直に一面ずつそろえていくのではなく、「青面と緑面を270度回転させた状態」を基本状態と見てそろえていました(そして最後にM'して完成)。確かにこの方法だと底面(センターが白の面)に反時計回りの矢印(白と黄色)が四つ集まり2側面がフリーになるので、回転制限が起きにくそうです。(のちにhatamura氏の日本語の解説動画を確認したところやはりこのアイデアを用いて解いていらっしゃいました。ということはLatch Cubeの攻略法としてこれは普遍的かつ強力な手法なのですね)
このアイデアだけを念頭にLatch Cubeに再び取り組んだところ、私もあっさりとLBLで解けてしまいました!かつてF2Lにさえ苦労していたのがウソのようです。この解法で驚いたのは、矢印が整理されてくる最後のほうの手順が簡単であることです。つまりLast Layerで回転制限が起こりにくく、すらすらと既知の多くの手順がつかえてしまうのです!(とはいえEO、EP、CO、CPを別々に行いましたが)
素直に面ごとにそろえる場合、使いたい手順が回転制限で使えずにもどかしい思いをすることもあるでしょう。仮にそろえられても、二度と崩したくなくなってしまう人もいるのではないでしょうか。いやはや、高難度という言葉に惑わされずにもう少し頭を柔らかくして考えてみるべきでした。今ではとても簡単なパズルに見え、モンスターを手懐けたような気分です。
Latch Cubeのスピードソルブの歴史は10年ほど前から止まっているみたいですがちょっとやってみたくなりました。(3×3のシェイプモッドにも俄然興味が湧いたのでBermuda Cubeも再入荷してほしいな…)