ギャラリー
TORIBOの検品について
TORIBOでは以下のような不良のあるパーツを弾き、交換してからお客様にお届けしております。
・通常の使用ではつかないような大きな傷がある
・パズル表面に不純物が露出している (写真上段)
・明らかな色ムラがある (写真下段)
・外観または回し心地からわかる成形不良がある
この中に、細かな表面の傷は含まれておりません。
細かな表面の傷が無いパーツはほとんど無いため、価格が数十倍になってしまうためです。
この点ご理解頂ける場合のみお買い求め頂ますよう、お願い申し上げます。
商品情報
重量 約92g
サイズ 辺の長さ 約92.5mm
商品及び付属品 パズル本体
この商品に対するお客様の声
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四面体版4×4
2022/06/05 投稿者:なす おすすめレベル:★★★★★
Master Kilominxを十二面体版の4×4とするとこちらは四面体版です。フェイスターンのパズルとして見た場合は、Master Pyraminxよりもこちらの方をPyraminxの多層版の正当派生と見る考えもあります。両者はまったく別種のパズルなのでこのパズルは新しい挑戦となるでしょう。4-Layeredと銘打ってはいますが回転する層は3つです。また英語なので判読の労がありますが解法書が付属しているので安心です。
さて解法ですが、4×4の手順の原理を把握していればJing's Pyraminx(センターありのピラミンクス)へのリダクションにより解けるでしょう…と、言いたいところですがこのパズルにはパリティが存在します。六面体と違いエッジパーツの位置交換は常に偶置換なのでOLLパリティはありませんが、センター位置とPLLでパリティが発生します(パリティマニア歓喜)。
Master Pyraminxでも発生する問題ですが、センター位置は配色が合っていても三分の二の確率でJing's Pyraminxの手順だけでは位置を合わせられない状況になります。四次交代群がクラインの四元群という非自明な正規部分群を持ってしまうためこのようなことが起こります(パリティは偶奇性という意味なのでこれは正確にはパリティとは呼べませんね)。PLLパリティはMaster Pyraminxにはない新しい問題です。
つまり何も考えずにセンター形成(配色は正しい)とエッジペアリングを行った場合、そのまま解ける確率はたった六分の一となります。こういった性質は5-Layeredにはなく、層の少ないこちらも十分面白いパズルだと思います。
他には各パーツの3点交換を作って解くこともできます(私は最初そのように解きました)。3層版のJing's Pyraminxはほとんどスキューブでしたが5層版の5-Layered Magic TowerはほとんどMaster Skewbとなります。使った手順にもよりますがMaster Skewbが解けたならこのパズルも問題なく解けるでしょう。4層版のこのパズルに対応するSkewb系のシェイプモッドはDino Skewbでしょうか(私は持っていないので確かめられませんが)。
品質は高くポップもせず回転はスムーズで満足しています。