ついに現れた、ZhanChiを越えるキューブ。
基本的には3点満点、「回転の軽さ」と「乾燥感」については、3が最も万人受けするものとしました。
ZhanChiの一人勝ちが続くなか、各メーカーはZhanChiを越えるキューブの開発にしのぎを削っていました。
そんななか唯一、ZhanChiを売り上げランキング1位から引きずり下ろしたのがこのWeiLongです。
WeiLongのキャラクターは単純明快。
ZhanChiより軽く、滑らかに回るキューブ。
力を抜き、指を高速で動かすキュービストたちが求めていた性能です。
コーナーカットや耐POP性能はZhanChiとほぼ同じ水準なので、好みによってZhanChiかWeiLongかを選ぶ時代が到来しました。
それまでは、ZhanChi以外に「誰にでもおすすめできるキューブ」が無かったわけですから、これは事件でした。
これ以降、どのキューブを買えばいいかわからないとのお声を頂くようになり、評価企画を実施するきっかけとなります。
あえて注目したいのは、安定感がZhanChiより0.3低い点です。
誤解を恐れずに言えば、扱うには少し技量が要るということになろうかと思います。
ZhanChiが少し重い、もっと回すスピードを上げたいという方は是非お試しください。
なお、トップキュービストは皆WeiLongを所有しているため、ランキングでは下位になっていることでしょう。
ZhanChi、WeiLong、AoLongの3つは、どれが良いとも言えない、全て試してみる価値のあるキューブです。
評価者のコメント(抜粋)
MoYuの代表作とも言えるこのモデル。私がメインで使っているものです。
かなりウェットな質感ですが、非常に回し心地はスムーズで、スルスルと回ります。
そのため、初心者の方にはやや扱いづらいかもしれませんが、この軽さに慣れることができればタイムが飛躍的に向上するかもしれません。
グリース等を少々入れることで好みの回し心地を作ることが出来ると思います。
今回57mmを使用しレビューしましたが、手の小さい方やお子様には54.5mmをオススメします。
2013年度ルービックキューブ日本大会準優勝 飯田朋也さん
WRholderのFeliksZemdegsさんがWeiLongに変えて自身の持つ前世界記録を0.99秒約1秒も更新したことからも、ZhanChi以降初めてDaYan(業界)トップシェアの牙城を崩したMoYuの代表モデルと言える。
回転が軽く扱いが難しい。と言ってもAoLong程ではないので中級者から上級者向け。
2014年度ルービックキューブアジアンチャンピオン 洲鎌星さん
自分がWeiLongV1を使っているからか、一番回しやすいキューブと感じました。
全体としてV1よりかなり落ち着いたキューブで、回転がV1ほど軽くない分安定感もあります。
ほんのすこしだけ内部がボコボコした回し心地ですが、シリコンスプレーやグリスをしっかり入れるとより回しやすくなるでしょう。
カラーバリエーション
内部構造
形状はV1とほぼ同じです。
V1よりも5gほど重く、回転の印象は若干違います。
また、パーツの継ぎ目同士の引っかかりが少なく、よりスムーズになりました。
合わせ買いがおすすめ (写真はTORIBOステッカー、ロゴを貼り付けたモデル)
貼付け済ステッカー | メーカー製ステッカーセット |
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付属ステッカー | - |
対応ステッカー | 3x3 TORIBOステッカー 15.5mm CC |
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商品情報
重量 94g
サイズ 立方体の1辺の長さ : 57mm
商品及び付属品 パズル本体